保険薬剤師の異動届とは?

保険薬剤師に必要な異動届とは?

公的医療保険の適用を受ける医療機関において、薬剤師として調剤作業を行う際には、保険薬剤師の登録が不可欠です。

では、この保険薬剤師の登録は、一度行えば後は何もしなくて良いものなのでしょうか。 基本的に、保険薬剤師は定期的な更新等の義務はありません。同一の厚生局管轄内であれば、勤務先が変更になったとしても特に事務処理は不要です。

ですが、自分自身の住所が変更になった、とか他県の調剤薬局に転職した、保険薬剤師の登録票を無くしてしまった、というような場合は、保険薬剤師の異動届けを行わなければなりません。いくつか事例を見てみましょう。

まず、保険薬剤師として登録を行った管轄の地方厚生局内で、都道府県を跨る異動があった場合です。東京都から神奈川県に勤務地が変わったというようなケースはこれに該当します。手続き的には「管轄地方厚生(支)局内の管轄事務所等変更届」という書類を、転出前の厚生局事務所等へ提出する必要があります。添付書類として、保険薬剤師の登録票の原本が必要になります。

次に、保険薬剤師が登録している地方厚生局の管轄を越えて異動した場合です。この場合は、「管轄地方厚生(支)局長変更届」を、転出前の厚生局事務所等へ提出する必要があります。添付書類は同じく保険薬剤師の登録票の原本です。

又、保険薬剤師の方が結婚等で氏名が変わったりした場合は、「氏名変更届」を提出が必要です。添付書類は戸籍抄本と登録票の原本の2つになります。

保険薬剤師の方が死亡されたり、失踪宣告を受けられた場合も手続きが必要になります。この場合、親族の方が死亡届・失踪届けを登録票の原本と併せて提出しなければなりません。

その他、事情があって保険薬剤師の登録を抹消する場合は、「保険薬剤師登録抹消申請書」の提出が必要です。抹消の場合、1カ月以上の予告期間を設けることが健康保険法で義務付けられており、予告期間終了後、10日以内に登録票を返却しなければなりません。

最後は、登録票を紛失・毀損して再交付を受ける場合です。このケースでは「登録票再交付申請書」の提出が必要になります。添付資料は基本的に不要ですが、登録票の記号番号等が分からない場合は、薬剤師登録番号等を申請書の余白に記載しなければなりません。 毀損の場合は毀損した登録票を、紛失した登録票が見つかった場合は、見つかった古い登録票を返却しなければなりません。